まもなく、平成最後の大晦日が終わろうとしています。
「始めあり終りあるはこれ世の常の理」
という弘法大師の言葉がありますが、
「全ての事において、始めがあれば終わりがある。
これはこの世の常で当たり前の事。」
という意味です。
1989年1月7日、小渕官房長官(当時)が、新元号を伝えた、
あの瞬間から、今日がくることは決まっていたというわけ
ですが、T・S・エリオット(イギリスの詩人、劇作家)の
言葉にあるように、
「終止符を打つということは、新たな始まりでもある。」
という見かたもあります。
どちらも、なるほどと思えますが、アイヴィー・ベーカー
・プリースト(アメリカの女性政治家、会計士。アイゼン
ハワー時の財務官)の
「世界(地球)は丸い。『終わり』に見える場所は
また『始まり』に過ぎないかもしれない。」
という言葉は、両者を端的に表現しているように感じます。
明日から新年が始まります。
何が変わるわけではないようで、何かが変わる予感のする日。
今日はまさにそれを体感出来る日だと思います。
本年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。