JPの徒然なる“まま”に

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「がんばる」という言葉は誰のため、と思った日
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教室

先日、ある小学校の先生のお話を聞いてきました。

その先生は14歳の時に亡くなったお母さんの、

「いつも笑っている先生になりなさい」

と言う最後の言葉を胸に、
採用試験に何度も落ちるも、くじけず、
がんばって先生になったそうです。

先生は教員になれた喜びとお母さんとの約束を
果たすため、一生懸命「先生」を続けました。

そんなある日、先生は昔受け持っていた女子生徒
から大きな悩みを相談されます。

悩んで悩んで心身ともに疲れ果て、リストカット
を繰り返していたその子に、先生は

『命は一つしかない。』
『がんばらなくちゃいけないじゃない!』

とその子を叱咤激励したそうです。

しかし、先生のその言葉では、
彼女の心を救うことができませんでした。

自分はいった何のために「先生」になったのか?
いつもどころか、全く笑えない先生になってしまった。
自分は最後の最後に相談に来てくれた彼女に何をして
あげればよかったのか?

と自暴自棄で学校に行けなくなってしまった先生は、

「これじゃいけない」
「がんばって学校に行かなくっちゃ」

と、苦しみ続けました。

毎日毎日苦しみ、もがいている先生に、
先生のお子さんがこう言ったそうです。

「お母さん、がんばらなくていいよ。
 生きているだけで、それだけでいいから」

と。

その瞬間、先生の心はスッと楽になったそうです。

先生はこの時ハッとしました。

あのとき私が彼女にかけてあげなくちゃいけなかった
言葉は

『がんばれ』ではなく、

『よくがんばったね』だったんだと。

彼女のがんばりを認めてあげることが、そして
彼女自身を信じて認めてあげることが
彼女に必要なことだったんだと気がつきました。

それ以来、
先生の生徒との関わり方が変ったそうです。

子ども達は、
どんな時もただそのままを受けとめて欲しい。
だから私は、ただ子どもたちを抱きしめてあげよう。

良いことをした時も、悪いことをした時も、
まず抱きしめて、受けとめてあげてから話しをしよう。

子どもたちは皆、心の中に叫びたいものがある。

だから、普段見せている態度や行動だけで判断せず、
どんな事が起きても、
ひたすら子どもたちを信じていこう。

目の前にいる子どもたちの幸せのために出来ることは
なんだろうと、自分に問いかけながら、精一杯出来る
ことをしているそうです。

先生は今、子ども達の奇跡に沢山出会っています。
そして、いつも笑っている先生になっています。

 

 

皆さんは、子どもに「がんばれ!」と言って
しまったことや、つい言ってしまうことがありませんか?

私も昔は子ども達のことを考えて、
「がんばれ!」ということが多かった気がします。

それは子ども達に向き合い、その問題を乗り越える
ために発していた言葉のつもりでしたが、今思うと
単に対峙を生み出していただけなのではないかと
感じています。

時には向き合うことも大切ですが、
子ども達にもっと大切なのは、

「向き合う」ことではなく

「同じ方向を見てあげる」

ことだと、
そして、そのがんばりを認めてあげることだと
思うようになりました。

そのきっかけを作ってくれたのが、
「子どもが“やる気”になる質問」の著者である
しつもん家 マツダミヒロさんの
「魔法のしつもん」でした。

「しつもん」を投げかけてあげることで、子どもは
自分で考え、答えを出すようになっていきます。
その答えを認めていく事で、まるで魔法がかかった
ように、子どもの表情は大きく変っていきました。

ミヒロさんは「しつもんで人生は変わる!」
と言います。

実際、私の人生も変わりました。
そして、私が変わることで、子ども達の人生も
変ってきたと思います。

今では子ども達の考えをしっかり聞くだけの
余裕が出てきましたし、子ども達も「がんばれ」と
言わなくても、勝手にがんばっています。

・子どもとの接し方を変えたいと思っている方、
・もっと自分らしく生きていきたいと思っている方、
・子どもにも自分らしくイキイキとしていて欲しいと
思っている方

特にそんな方々にひとりでも多く、私と同じ体験をして
いただけたらと思っています。

それが、私が講座を開いている理由なのかもしれないと
ふと思いました。

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